シザーハンズ

平和そうな街の外れに、不気味で不自然なお城が聳えており
そのお城に一人孤独に暮らすハサミ男を街に連れてくるところから物語が始まる。
ティム・バートン監督らしいお伽話のような不思議な世界感と
色とりどりの家が並ぶ小さな町で起こるドタバタ具合が面白い。

シザーハンズがなんか可愛げのあるキャラクターだったり、
自慢のハサミで犬のトリミングや、街の人々の散髪をやってのけたりと、コメディタッチで前半は非常に明るくて面白くて見やすい。

後半になると恋愛要素が徐々に現れてきて、その不器用なシザーハンズを見ていると
なんだかこう胸が締め付けられるような想いになりますね。
ただ、シザーハンズが恋した子のグループに現れる男が、あからさまな悪役過ぎてちょっと強引だなぁと感じました。