DIFFERENT SENSE / dir en grey

25枚目のシングル
試聴を聴く限り「朔」のように
前半は激しく、サビはメロディアスにという
王道なナンバーかと思っていたが…
そんな期待さえも軽く裏切ってくれる一枚

前半は京のガテラルボイスと金切り声が交差し
狂気と共に溢れる疾走感が心地良い
そこからアコースティックで静かなBメロに移り
そこから、とてもきれいで哀愁ただよい
一気にメロディアスなサビに続く…。

だった5分間のなかにも、とにかく展開が激しく
中身が凝縮されているような曲だ。

この曲には、ただ激しいだけではなく
人間の儚さ、悲しみを表現したような、そんな感情さえ感じるのだが
PVは、ずいぶんとエログロ。
これはTVじゃ流せないでしょうね。てかなぜこのPVと思ってしまった。

あと注目すべきはやはり、久しぶりにギターソロが入ったことか。
以前のインタビューでギターソロなんてかっこわるいっすよ
的なこと言ってたよーな気もするが。
実際にギターソロのリフはずいぶんとメタル臭漂う感じで
正直カッコイイとは思わない。

サビの始まる前のBメロ(？）が特に好き。すごい好き。

C/Wの」「罪と規制」は、「罪と罰」のリメイク。
これを目当てに買ったひとに、リメイク詐欺と言われてもおかしくない
くらい原曲をとどめていない。もはや別物になっている。
そしてマニアックな曲になってしまった…。