村全体を、家具や椅子を除いて
白線で区切られているだけというセットの中での演技が続く。
舞台のような、映画のような不思議な感覚だ。
個人的に結構好きです。ただ結構哲学的で大人向けかも。
人間の醜さを描いた後味のわるーい作品。
間違いなく、万人受けしない映画だね・・・。
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人間なら誰もが目を背けたくなる己自身の醜さ。
他人の批判は、大好きなくせに
自己に潜む悪にはめっぽう無粋で
決して真実を受け入れようとしない。
自分だけは善人だ。
そう想いこむことで、他人を守るのではなく自分自身を守っている。
自らの罪を他人の罪へと転化させる。
この映画では、そんな人間の醜さをとことん描いている。
そしてそれはあなたも持っているものだと訴えかける。
人間なら誰もが否定したくなる己自身の悪。
それをこうもストレートに描いたこの作品は凄いと思う。
ただ、見る人によっては不快な気分になるだけだけど
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